ドリブル&フェイント
ターンとフェイント(初歩)で4つのテクニックについて紹介しましたが、実際にドリブルからフェイントを仕掛けるとなるとなかなか上手くいきません。
ここでは、フェイントやターンを使って相手を抜き去る練習をしましょう。
まず、ターンとフェイント(初歩)のテクニックよりも簡単なフェイントを紹介したいと思います。
ここでは、フェイントやターンを使って相手を抜き去る練習をしましょう。
まず、ターンとフェイント(初歩)のテクニックよりも簡単なフェイントを紹介したいと思います。
ステップフェイント
- ゆっくりボールを前に動かす(ドリブル)
- ボールを体の正面に置いて一瞬止まる
- 素早く両足がボールの外側に来るようにサイドステップする
- アウトサイドでボールをタッチして体ごと横に動く
- 一気にスピードを上げて前方にドリブルする
キックフェイント
- ゆっくりボールを前に動かす(ドリブル)
- インステップキックを蹴るように軸足を踏み込んで、蹴り足を後ろに上げる
- 蹴り足の力を抜いてボールがアウトサイドに来るように蹴り足をもっていく(急ぎすぎないこと)
- アウトサイドでボールをタッチして体ごと横に動く
- 一気にスピードを上げて前方にドリブルする
ドリブルでかわす
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フェイントなしで相手の動きを見てかわす練習
- ディフェンス役と10m程度離れる
- ディフェンスの4~5mまでドリブルで素早く近づく
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ドリブルでゆっくり相手との間合いを詰めて止まる
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相手が一歩踏み込んで足を出してもが届かないところまで近づく
(2m程度ですが、自分の間合いをつかみましょう) -
止まったときはボールは体の正面に置く
(インサイドキックを蹴るときに置く場所)
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相手が一歩踏み込んで足を出してもが届かないところまで近づく
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ディフェンス役はボールを蹴りにいく
(足を上げずに、つま先で蹴るように足を出す) - ディフェンスが足を出した瞬間に出した足のアウトサイド側にボールを動かしてかわす
- かわしたら一気にスピードアップして前方にドリブル ※ ディフェンスは追いかけません
ドリブル&フェイントでかわす
- ディフェンス役と10m程度離れる
- ディフェンスの4~5mまでドリブルで素早く近づく
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ドリブルでゆっくり相手との間合いを詰めて止まる
フェイントによっても間合いが違うので自分の間合いをつかみましょう-
例えば、インサイドフックターン、マルセイユルーレットは遠目から仕掛け、
シザース、ステップフェイント、キックフェイント、クライフターンはフェイントなしで仕掛けるときと同じ程度の間合い など
- ディフェンス役は動かず相手を見る
- フェイントをかけてディフェンスをかわす
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ディフェンス役はフェイントにひっかかる
(わざとで良いです) - かわしたら一気にスピードアップして前方にドリブル ※ ディフェンスは追いかけません
ドリブル&フェイント&切り返しで振り切る
- 前述の「ドリブル&フェイント」と同じようにかわす
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ディフェンスはかわされたらバックステップとサイドステップを使って追いかけてディフェンスする
※ ディフェンスはできるだけボールとゴールの間に入ろうとしてください - ディフェンスが近づいてきたら、インサイドフックターンなどを使って切り返し、またドリブルする
- 2~4回切り返しをしてディフェンスを振り切る
一度抜いた相手が追って来る場合を想定した練習
切り返し: ボールと自分の進む方向をワンタッチで大きく変えること
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ドリブルは緩急が重要です
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ゆっくり相手との間合いを詰める
速すぎると- フェイントをかけにくい(ミスをしやすい)
- 相手の足がボールに届く
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相手とのスピード差を作れない
引きながらディフェンスされるとダメです、相手の足を止めるか、寄ってこさせること
→ ボールをもったら、だいたい3秒以内にフェイントなどで仕掛ける -
フェイントをかけたら一気にスピードを上げます
相手を一気に抜き去り、邪魔されないところまで素早く動く -
相手をかわしたら体を入れるように動く
抜いた相手とボールの間に体を入れると相手は遠回りをしないとディフェンスできなくなります -
次のプレーに備えてスピードを落とします
スピードが上がったままだとミスをしやすいのである程度スピードダウンします
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ゆっくり相手との間合いを詰める
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「かけっこ」をしない
フェイントをかけたのにヨーイ・ドンの勝負になってはいけません
→ 相手を逆方向に重心移動させる、または半歩でも動かし、素早くスタートすること
特に足が速い子は「かけっこ」で勝つことばかりを覚えると上達しません。いずれ、自分より足が速く、上手なディフェンスにあたるとヘコむことになるでしょう。 -
ディフェンスをかわすとき、ボールを真横に動かしてから前にドリブルしましょう
前に行く気持ちが強すぎて、斜め前に出そうとするとディフェンスの足が届きます - フェイントは美しく決まらなくても相手を動かし、ボールを失わなければOKです
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いろんなフェイント、ターンで練習しましょう
(ターンとフェイント、ステップフェイント、キックフェイント、) - 切り返す前に、ある程度スピードを落としましょう
- 切り返しは、追ってくる相手のスピードが上がったタイミングでやると効果的です
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切り返しは、ちょっとしつこいくらいやって良いと思います
(ディフェンスについてみると、しつこくやる効果が分かると思います)
2010/3/12